コラム
AEDを設置しました~もしもの時に備えて~
- 作成日:2024.12.23
- 更新日:2025.10.04
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突然の出来事が教えてくれたこと
2024年12月23日、弊社にAED(自動体外式除細動器)を設置しました。
きっかけは、先日社内で起きた出来事です。
ある日、社員の一人が突然体調不良を訴え、救急車を呼ぶ事態が発生しました。幸い、社員全員が冷静に連携を取り、スムーズに救急隊員の方へ引き継ぐことができ、本人もその日のうちに帰宅できました。
ほっと胸をなでおろした一方で、私(社長)の頭には一つの不安がよぎりました。
「もし、AEDが必要な状況だったら…?」
命を守るために、できること
調べてみると、近隣にAEDを所有している企業はほとんどありませんでした。
心臓突然死は、誰にでも、いつでも起こりうる可能性があります。私自身も含め、弊社の社員全員が「絶対に大丈夫」とは言い切れません。
そして、AEDによる迅速な処置が、命を救う可能性を大きく高めることも分かりました。
「あって良かったAED」となる日は、来ない方がいい。 でも、万が一の時に「なかった」では取り返しがつかない。
そう考え、AEDの導入を決断しました。
地域のために、いつでも貸し出せるように
設置したAEDは、事務所の一等地、すぐに手に取れる場所に掲げてあります。
また、AEDマップにも登録しました。これにより、近隣の方が緊急時にAEDを必要とした場合、弊社のAEDをすぐにお貸しできる体制が整いました。
企業としての責任は、社員の安全を守るだけではありません。地域社会の一員として、周囲の方々の命を守ることにも貢献したい。そんな想いも込めて、AEDを設置しています。
健康経営は「予防」だけではない
弊社は健康経営優良法人の認定を目指し、社員の健康づくりに取り組んでいます。
野菜摂取量の測定、ストレスチェック、健康習慣アンケート…。これらはすべて「予防」のための取り組みです。
でも、健康経営にはもう一つ大切な側面があります。
それは、「もしもの時に備える」こと。
どれだけ予防に努めても、突然の体調変化や事故は起こりうるものです。その時、いかに迅速に対応できるか。それが、本当に社員を守ることに繋がります。
AEDの設置は、そうした「備え」の第一歩です。
使わない日が続くことを願って
正直に言えば、AEDは「使わないまま」であってほしいと心から願っています。
でも、もし万が一の事態が起きた時、このAEDが誰かの命を救うかもしれない。
その可能性があるだけで、設置した意味があると思っています。
社員の安全、地域の安心。 それを守るための小さな一歩を、今日踏み出しました。
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